中学校のCS委員会に出席してきました

今日は地元の中学校のCS委員会に出席しました。校長先生から2つの部活動を休止せざるを得なかったとのご報告がありました。その理由が、顧問がいないということ。

部員がいないから、というのならよくわかるのですが、顧問がいないから休止にしないといけないとは。。平日の練習、土日の大会に引率しなければならない教員の負担が非常に大きく、顧問を引き受けられる教員がいない状態だそう。

部活を指導する外部指導員が仮に見つかったとしても、結局試合などの時には責任問題ともなるので「教員」が引率しなければならない。ここがネックになっていると。

中学生にとっては部活動のウェイトはとても大きく、どこどこ中学は〇〇が強いから、そこに行きたい!という話は普通にありますよね。それが、教員がいないから部活休止ですと言われたら本当に目も当てられない。

しかも一度部活を休止(という名の廃部)をしてしまったら、再度復活させることは非常に難しい。静止摩擦係数は動摩擦係数よりも高いことは自然界の法則ですから、止まっているものを動かす力のほうが、何倍もかかるのです。

校長先生も現状のマンパワーではどうしようもないと、断腸の思いだったとは思います。顧問は教員に就いていただき、外部指導員や地域のサポーターを使っての普段の練習を行う等の措置はできないものでしょうか。

難しいのが、区の教職員は都採用なので、区教委が自由に差配できないという事情があります。どこどこの小学校はちょっとトラブルがあったから、人を厚めに配置しようと思っても、都のほうが児童数で人数を自動的に割り振っているので、弾力的な措置がとれないのです。なんでそんなことができないのかなぁ。

安易に「子供たちのために」と言葉では言ってしまいますが、大人の都合で子供たちの可能性を殺すようなことはあってはならないと、改めて肝に銘じております。